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「非喫煙者には有給を与える」制度ってどうなの?「スモ休」の制度と前提

こんにちはKJです!
 
最近ニュースなんかで見ましたが、今は非喫煙者に対して有給を与える企業もあるそう
ですね。
 
ちなみに僕は喫煙者です。最近はどんどん喫煙者の肩身が狭くなってる気がしますが、
この制度は「非喫煙者」に対してインセンティブを与える仕組みなので面白いなーと
思いました。
 
僕としてはぶっちゃけこの制度が導入されようがされまいがどっちでも良いのですが、若干疑問に思う点があるので今回はその辺りについて書いてみます。

非喫煙者に有給を与える「スモ休」とは

この制度の名前は「スモ休」。非喫煙者に年間6日の有給休暇が与えられる。導入するのはウェブマーケティングを手がけるピアラ(本社・東京都渋谷区)。同社サイトの2017年8月の発表によると、勤務時間内外を含む非喫煙者で、かつ6か月以上勤務している正社員に対し、従来の有休に加えて1年あたり6日増える。9月1日から実施するという。
 
非喫煙者に対して年間6日の有給を与える制度らしいです。
 
「非喫煙者」から見ればしょっちゅうたばこ休憩を取りに行く社員に対して不満を覚えるのは仕方無いですね。
こういう制度は喫煙者側からしても全然あっていい制度だと思います。
 
この制度は「喫煙者を罰する」というニュアンスよりは「非喫煙者にインセンティブを与える」という制度なので、喫煙者、非喫煙者にも割と受け入れやすい制度なのかなと思います。
 
ちなみに僕の会社は勤務時間中は社内禁煙になっておりますので、会社で喫煙できるとしたら業務時間外(始業前、昼休み、仕業後)になります。
 
業務時間内にたばこが吸える会社よりはまだ非喫煙者への配慮があると思いますが、それでも残業中にたばこ休憩から戻ってくると若干の罪悪感はありますね。申し訳なさはあります。

「労働時間が長い=正義」という前提に疑問

この「スモ休」制度自体は非喫煙者のモチベーションを保つうえでは良い施策だと思います。
僕も仮に会社いこういった制度を取り入れるという話が出ても反対はしないでしょう。
(本音はプラスで有給与えられなくても、そもそも元々の有給が使いきれないのでどっちでも良いからって感じですが。笑)
 
しかし、この制度は「労働時間が長い=その分頑張って働いている」という前提があるように感じてしまいます。これにちょっと疑問を感じます。
 
「勤務時間内に喫煙者はたばこ休憩をする分、非喫煙者と喫煙者の間で実質の労働時間に差が出ている。不公平だ!」という考えから「スモ休」のような制度ができているわけです。だから非喫煙者にインセンティブを与えるわけです。
 
言っていることは分かるのですが、結局大事なところって「労働時間の長い短いに関わらず、皆さんの仕事の進捗はどうなんですか?」ってところだと思うわけです。
 
労働時間が長ければ仕事の進捗も良いかと言われたら全然そんなことは無いわけです。
 
「夜遅くまで残ってるけど結局大して仕事進んでないじゃん」って人とか周りにいませんか?
 
本当に平等な制度って「働いた時間」の差ではなく、「働いて出した結果」の差でインセンティブを与えるべき制度です。
 
労働時間の多寡が評価に影響するとなると、残業も正当化されてしまいます。「お金欲しいから無駄に残業する人」が評価されるのっておかしいです。

まとめ

今回は、非喫煙者に有給というインセンティブを与える制度について書きましたが、制度自体はユニークで面白いです。
 
しかし、喫煙者、非喫煙者を平等に扱うというのが建前であれば、「社内全面禁煙にするのが一番早いんじゃない?」って思ってしまいます。
 
変に非喫煙者と喫煙者を平等に扱うために、非喫煙者にインセンティブを与える制度を導入するってなると、「働いた時間が長い人=正義」って考えが前提になってしまいます。
 
僕としては朝遅刻しようが、有給取りまくろうが、勤務時間中にたばこ吸いまくろうが、仕事で結果を出していれば全然OKだよって考え方の方が好きです。
(仕事全然進んでないのにしょっちゅうたばこ休憩行く人は非難されても仕方がないと思いますが。)
 
「スモ休」制度については疑問を感じるところもありますが、たばこはやめるに越したことは無いですね。
僕も喫煙者である以上周りへは配慮して行動していきたいと思う今日この頃です。
 
喫煙者の方は周りへの配慮のためにとりあえず匂いが気にならないIqosへ。笑

 

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