欲望のありか

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若手起業家の苦悩を描いた本2冊~信念と誠実さ~

こんにちはKJです!
 
僕はビジネス本を読むのが好きですが、今回は若手起業家の本2冊紹介します。
 
どちらも「起業から苦悩、挫折を経て成功していくストーリー」が描かれていますが、起承転結があり小説を読む感覚で読めます。
 
若手起業家ならではの苦悩や悲しみってのは僕の想像の及ばないところですし、環境が全く違うので本を読んでも共感できるポイントもあまり無いのかなーなんて思っていました。
 
しかし、少なくとも「一人の起業家として」ではなく「一人の人間として」の態度や行動というのは参考にできる点は多いです。
 
どちらも起業時の年齢が若いので20代の方が読むと感化されるところがあるのではないでしょうか?
 
興味がある方は是非読んでみて下さい!

ウィルゲート 逆境から生まれたチーム 著:小島 梨揮

本書はwebマーケティング支援事業をメインで行う「ウィルゲート」の創業者、小島 梨揮さんの本になります。
 
著書の小島さんが高校在学中からビジネスを行っていた経緯や、大学在学時に、現在ウィルゲートの専務取締役である吉岡さんと起業する経緯、そこからの挫折や苦悩、そして成功体験について描かれています。
 
個人での借金を1億円背負い込んだりと20代にして壮絶な経験をしている方ですね。
 
この本を読んで感じたのは、何か大きな目標に向かって行動するうえで「パートナー」の存在が重要である事、苦しい時も人に対して「誠実」である事の重要さです。
 
大学からのパートナーである吉岡さんの存在があったからこそ今のような企業に成長したのでしょう。起業当初から会社を大きくするために2人で寝る間も惜しんで仕事をしていた様子なども描かれています。
 
一つの目標に向かって苦楽をともに味わえる人間の存在はとても大きいんでしょうね。
 
また、借金を1億円背負っても社員、顧客のことを思い奮闘している姿も描かれています。多額な借金を抱えて会社が存続できないような状況でも、再起を可能にできたのは社員、顧客、出資者に対しての「誠実」な対応があったからこそでしょう。
 
様々なステークホルダが存在する「会社」という一つの組織でそれぞれの立場を思いやって行動していくのはかなり神経を削る事でしょうね。僕なんかの想像に及ばないほど大変な事だと思います。
 
僕も苦しい時でも、誠実である人間になりたいです。

起業家 著:藤田 晋

こちらはサイバーエージェントの創業者、藤田 晋さんの本になります。
本書の見どころとしては、起業してから、藤田さんが特に熱心に力を入れていた「メディア事業」を赤字から黒字に育てていく経緯がメインどころでしょうか。
 
サイバーエージェントが手掛けているメディア「アメーバ」は今でこそ有名になっていますが、黒字化させるまでの藤田さんの事業の将来性への不安や葛藤、また人間関係で苦労したことについて描かれています。
 
僕が本書の中で一番響いた言葉は、藤田さんが幻冬舎の見城徹社長から言われた言葉です。
 
「全ての創造はたった一人の『熱狂』から始まる」
 
やはり何かを成し遂げる人は、目標に対して注ぐ情熱の量が桁違いなんだなーと感じさせられました。
藤田さんにとっては情熱を注ぐ対象がサイバーエージェントという会社、そしてメディアの「アメーバ」だったのでしょう。
 
信念が強く情熱を注げば注ぐほど、自分の叶えたい目夢は叶えやすくなるはずです。
 
熱狂できるくらい成し遂げたい事がある人、強い信念を持っている人ってかっこいいですね。
 
藤田さん自身がブログを行い、「アメーバブログ」の改良も本人が案を出したりなんかもしていたみたいですね。
この辺りの経緯も本書で触れられているので、ブログをやっている方には参考になる点もあるでしょう。

まとめ

若手企業家の描いた本を読むとエネルギーがもらえますね。
僕と同い年のころには起業して上場なんかもしているなんて想像できないですね。
 
少なくとも本を読んで感じたのはどちらの方も、「信念」が強く「誠実」な人間であるという事です。
 
人から非難をされても、「絶対成功してやる!」というぶれない意思と、苦しい時でも周りの人間を思いやる誠実な対応があったからこそ、周りに優秀な方や情熱がある方が集まり、結果として企業も成長していったのでしょう。
 
僕もそういう人間を目指していきたいと思う今日この頃です。