こんにちはKJです!
僕の会社の上司は仕事できる方で、その上司に相談をすると会話の途中で「その課題を解決するにはどうすれば良いと思う?」だとか、「その行動を取ったら相手はどんな感情を抱くと思う?」だとか疑問を投げかけてきます。
最初のころは正直うっとしい感じもありましたが、このおかげで物事を考え抜こうとする癖が徐々に身に付くようになりました。
会社の先輩と接する際にどんどん疑問を投げかけてくる方が僕の周りでは少ないですが、人に物事を考えさせるうえでこれはとても良い指導方法だと思います。
部下を持つ人だったり、人にモノを教える立場の人間は、相手に考えさせるような疑問を投げかけてみてはいかがでしょうか?
相手に疑問を投げかけることで、物事を考え抜く力を育てる
僕は上司に相談するときは、目の前の業務をどう進めればいいか分からないときや、自分の仕事の進め方が正しいか確認したいときが大半ですが、相談を受けた上司は良く疑問を投げかけてきます。
「何をすれば相手は納得してくれると思う?」
「この行動を取ったあと、お客さんはどんな事を言ってくるんだろうね?どんな感情を抱くのかな?」
など、(未熟である僕にとっては)ある程度考え抜いていないと答えられなような質問をしてきます。
上司も答えは分かっているのですが、あえて質問を投げかけて僕に考えようとさせている姿勢がうかがえます。
実際即答できなくても僕が回答するまで辛抱強く黙って待ってくれます。
これって僕にとっては「物事を考え抜く力」をつけるのに良い手助けになっているのです。
分からない事があり、すぐに回答を提示する前に、僕に質問する事で、僕が質問されないと考えなかったことであろうことについても考える機会を作っているわけです。
物事を考えるうえで着眼点が増えていくことは、とても意味がある事です。
相手が発言するまで待つのが大事
相手に疑問を投げかける時は「相手が発言するまで待つ」という事が大事だと感じます。
僕は即答できないような疑問が投げかけられるときは、「早く発言しなきゃ」という焦りから脳みそをフル回転し、何とか回答をひねりだそうとします。
この「回答をひねりだすために頭をフル回転させる」というプロセスが、人間の思考力を鍛えるうえで重要です。
自分だけで何かを導きだそうと思考を巡らせるときより、対話相手がいるほうが素早く物事を考え、かつ相手に自分の考えを理解させるよう言葉の構成にも気を配る必要がありますよね。
これは慣れないと時間がかかります。まずは少しばかり時間がかかっても相手が考えを言葉にするまで待つことも必要でしょう。
徐々に慣れていくと疑問に対する回答のスピード、質が上がっていくはずです。すぐに回答を提示せず、相手に考えぬかせてください。
まとめ
僕は人にモノを教える立場でもないですし、部下を持ち人を育てる立場ではありません。
逆に人から指導されることの方が圧倒的に多いのですが、その中で自分が役に立っていると感じた上司からの指導方法について共有させていただきました!
僕のような教えられる立場の人間は、先輩からの疑問や質問が、物事を深く考えるきっかけになったりします。
相手からの質問がきっかけで自分でも気づかなかった着眼点に気づき、今後に生かそうと思うのです。
ぜひ部下を持つ方や、人にモノを教える立場の人には、仮に用意された答えがあったとしても相手に疑問を投げかけて欲しいです。それが教えられる立場の人間の成長につながります。