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「直感」を疑う事の大事さ~「ファスト&スロー」を読んで~

こんにちはKJです!
 
僕たちは「直感」や「感情」を頼りに多くの物事について判断しています。
 
日常生活はもちろん、仕事の場面でも直感や感情にしたがって行動している場面も数多くあるでしょう。
例えば「彼ならこの仕事が向いているだろう」という直感で人事を決めたりとか、「この製品は売れるだろう」という理由で新製品を生産したりとか。
 
もちろん経験豊富な人間の「勘」というものは頼りになる場面も往々にしてあるでしょう。
 
しかし、勘や感情で物事を判断していると、時には重大な過ちを犯すことになりかねません。
 
今回はダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」を読んで改めて自分の判断の信憑
性について疑う大事さに気づかされましたので共有します。
 

我々の脳は楽をしたがる

 
我々が物事について判断する際には2種類の脳の働きにより、決断を下します。
 
1つは今までの経験測や常識に基づく判断、要は「直感」に基づく判断です。
 
例えば「1+1は?」という質問に大しては何も考えずにぱっと回答できますよね?こちらが経験則や常識に基づく判断です。
 
もう一つは論理的に物事を考えることにより下す判断です。
 
逆に「223×121は?」という質問に対しては暗算がめちゃめちゃ得意な方以外は回答に時間がかかるでしょう。
これは常識や経験則で判断できない範囲の質問で、少し時間を使って論理的に物事を考える必要が出てきます。
 
2種類の脳の働きにより判断を下すわけですが、我々は直感に頼った判断を下すこと
が圧倒的に多いわけです。
我々の脳は楽をしたいので難しく考えるより、その場で簡単に解を導けることを優先
するのです。
 
もちろん物事を判断する際にシンプルで簡単に考えたほうが良い結果になることもある
かもしれません。
 
しかし、「直感に従って判断を下す」ということは外部要因によりバイアスがかかった状態で判断が下されやすく、その時の自分の感情も大きく結論に影響を与えることになります。
 
その結果誤った判断を下す事につながってしまうこともあるので注意しなければなりません。
 
例えばある人物に対して特定の能力に良い印象を抱いている場合は、その人物の他の能力も優れていると判断してしまう傾向があります。
(「ハロー効果」ですね。イケメンで仕事ができる人間に対しては、きっと性格も誠実なんだろう、という判断を下すとか。)
 
また、とある学校では「高齢者」を連想させるような単語を生徒にイメージさせた後に、教室を移動させ移動時間を測るという実験を行ったそうですが、「高齢者」を連想したグループの移動速度はそうでないグループと比べ移動速度が遅いという結果も出たようです。
 
これは歩くのが遅い高齢者の印象に引きずられ、自分の行動にも影響を及ぼしたという結果を示しています。
 
上記の例のように直感で物事を判断する際には、判断の精度を低くしてしまう要因は数多くある、ということが理解できるでしょう
 

直感を時には疑うことが大事

さて直感で物事を判断することの欠点について触れましたが、かといって自分の判断全てを疑っていては疲れてしょうがないでしょう。
 
ただ、僕たちの直感による判断には欠点がある、ということを理解しているだけでも少し物事の判断の仕方も変わってくるかと思います。
 
今まで簡単に判断してた物事に対しても「何かしらのバイアスがかかっているのではないか?」「自分の感情次第では判断が変わる事は無いだろうか?」と時には自問自答する習慣をつけるのが誤った判断をくださないようにする良い対処法となるでしょう。
 
また、我々の判断は自分にインプットされている情報によっても大きく左右されます。
 
インプットする情報の質を高めることも自分の判断の精度を上げる手助けをしてくれます。
 
テレビやネットのニュースばかり仕入れるのではなく、本を読むなり人に会って得ることができる質の高い情報をインプットすることを心がけましょう。
 
まとめ
 
皆直感に頼って物事を判断しているけれども、欠点も多いので気をつけようね、ということについて書いてみました。疑うことは大事ですよ。
 
「ファスト&スロー」は心理学や行動経済学に興味がある方は絶対楽しめると思うのでお勧めです。