こんにちはKJです!
今回は神田昌典さんの「非常識な成功法則」の書評になります。
神田さんの本は結構過激な意見だったり、なかなか素直に受け入れがたい意見なんかも
あったりしますが、本書の内容は結構オーソドックスな自己啓発本って感じでした。
しかし、単純に「成功するためにはこうしろ!」というだけでなく、成功するために行った方がいい行動の根拠なんかも結構納得できるものもあったので、参考になりました。
ぜひ興味がある方は読んで見て下さい。
「非常識な成功法則」で印象に残った点
やりたいない事を紙に書き出す
よく自己啓発本なんかを読むと「やりたい事を紙に書き出す」という主張をよく目にします。
本書でもやりたい事を書き出すことを勧めているのですが、やりたい事を浮き彫りにするためにまずは「やりたくない事を書き出す」ところから始めよう、と主張しております。
やりたくない事を列挙することで自分の中で目指すべき姿が見えてくるということです。
やりたい事を書くのも重要ですが、その中には「自分が本当にやりたいと思っていない事」が含まれているかもしれないのです。
「やりたい事」を書くだけでなく、「やりたくない事」を書くことで、本当に自分が目指すべき姿を明確なものにしていくわけです。
例えば僕なんかだったら、
・会社に依存して抜け出せなくなる
・合わない人と仕事する
・お金を持てずケチになる
・お金と時間が制限してやりたいことができない
がやりたくない事、なりたくない姿です。
こういったやりたくない事リストを作ってみると自分には「金と時間」で不自由な生活を送りたくない、という理想が見えてきますね。
皆さんもやりたくない事を書き出して自分のやりたい事を明確にしていきましょう。
やりたい事は紙に書いて持ち歩く
また、本書でお勧めされている成功するための行動として挙げられている事は「成し遂げたい事は紙に書いて持ち歩く」というものです。
前述の通り「やりたくない事」を書いたうえで、本当に自分が「やりたい事」を紙に書き出し、常に意識するようにするんですね。
目標を紙に書き出すという理由は「自分の潜在意識を活性化させるため」です。
一般的には人間が自覚している意識は1割で残り9割は「無意識」つまり「潜在意識」と言われていますね。
この自分のなかで眠っている「潜在意識」を活用することで脳をフル活用させ、自分を「こうなりたい!」と望んでいる姿へ導いてくれるんですね。
後は起床時や寝る前なんかに紙に書いた目標を眺めるというのも潜在意識を活性化させるために良いようですね。
Noという人に時間を使わない。高飛車営業になれ!
後は「Noという人に時間を使わうな」というのも「とてもいい考え方だなあ」と思いました。
営業なんかやっている人だと「No」と言っている人を「Yes」と言わせるために労力を使いがちじゃないでしょうか。
しかし、「No」と言っている人に何かを売るよりは最初から「Yes」という人に時間を割いた方が、自分の労力も使わず、かつ成果に結びつきやすいわけです。
別に買いたくないと言っている人に買ってもらおうと努力するのではなく、「買いたかったら売ってあげますよ」というスタンスで見込みがない客から早めに「No」を引き出してさっさと次の客を探した方がいいんです。
多少高飛車に思われても、自分の時間の有効活用、自分の利益のためという事を考えると、客から「No」を引き出して早めに切り上げるには合理的ですね。
また、「別に買ってもらわなくてもいい」というスタンスの方が客からすれば、営業マンの余裕を感じられ、逆に購買意欲をそそられる事もあるでしょう。
この辺りは僕もどこかで実践していきたいですね。
まとめ
今回は神田昌典さんの 「非常識な成功法則」を読んで印象に残った点なんかを書いてみました。
内容は自己啓発本なんかで良く書かれている成功するためのオーソドックスな方法論が書かれていますが、自身の体験談なんかも交えてオリジナルな成功法則に昇華させていますね。文体もラフなので、スイスイ読めます。
ちょっとした時間がある方は是非読んでみて下さい。